ご訪問ありがとうございます。
もうすぐ梅雨と台風のシーズンが到来します。
この頃になると、家の周りに出現する「たくさん足がある虫」に悩まされます。
殺虫剤も買い込み対決準備万端です(; ・`д・´)
今回は、水害エリアに住む我が家の水害対策のご紹介です。
我が家の立地
家の建築場所については、すでに決まっていたため、幸いにも土地探しからする必要はありませんでした。
私が生まれ育ったエリアなのですが、水害が唯一の難点でした。
最近は、大規模な雨水対策が進んでおり、昔ほどは内水氾濫は少なくなったように思います。
しかし、昨今のゲリラ豪雨を考えると、いつ水害に遭ってもおかしくありません。
我が家の立地
・1級河川近く
・昔から内水氾濫が多い
・15年に1回くらい近くの堤防が決壊する
・ハザードマップでは2~5mの浸水
内水氾濫とは
市街地などに短時間で局地的な大雨が降ると、下水道や排水路が水をさばききれなくなり、溢れだした雨水が建物や土地、道路などを水浸しにすることがあります。これが内水氾濫です。
引用:日本気象協会HP
床下浸水は保険の対象になるのか
我が家も火災保険の「水災」は必要不可欠でした。
しかし問題は、「床上浸水」と「床下浸水」の保険支払い対象の違いでした。
一般的な水災の支払い条件
ほとんどの場合、火災保険の水災を入れても「床下浸水」は保険の支払い対象外となるようです。※詳しくは加入される火災保険の内容をご確認ください。
①建物または家財それぞれの再調達価額の30%以上の損害
②床上浸水または地盤面から45cmを超える浸水を被った結果、建物または家財にそれぞれの再調達価額の30%未満の損害
家の高さを上げるか上げないか問題
「床下浸水」は保険対象外。
ということは、家の高さを上げると逆に損をするかもしれない。
ならば、家の高さを上げず「床上浸水」の方がいいのか?
これについても、工務店さんと納得いくまで話し合いました。
家の高さを上げない場合
メリット
・「床上浸水」の場合、保険対象
・建築時の費用が抑えられる
デメリット
・浸水後の泥掃除が大変
・大雨のたびに浸水の不安
家の高さを上げる場合
メリット
・「床上浸水」になるリスクが減る
・浸水に対して安心感ができる
デメリット
・「床下浸水」の場合、保険対象外
・建築時の費用が高くなる
我が家の選択
保険対象とはいえ、大雨のたびに浸水に怯える生活よりも、家の高さを上げて安心して暮らせる生活を選ぶことにしました。
家の高さの上げ方
家の高さを上げるにはいくつか方法がありますが、「盛り土で敷地全体を高くする」か、「家の基礎を高くする」かで悩みました。
盛り土で敷地全体を高くする場合
メリット
・家と庭の高低差が少なくてすむ
デメリット
・追加の土が必要になるかもしれない
家の基礎を高くする場合
メリット
・床下の点検がしやすい
・湿気対策になる
・害虫対策になる…かもしれない
デメリット
・階段の段数が多くなる
・耐震性低下の懸念
・費用がかかる
我が家の選択
最終的に、「盛り土をして敷地全体を高くする」方法を選びました。
盛り土を選んだ理由
1.車の避難場所も確保したかった
2.家と庭の高低差が小さい方が子供が安心
3.階段が少ない方が日々の生活が楽
1階床までの高さ
・道路から庭の高さ:+700㎜
・庭から1階床までの高さ:+578㎜
ということで、道路から1階床までが1,278㎜高くなりました。
余談ですが、庭と駐車場に高低差があるので、洗車の際脚立がいりません。
庭から車の上に水をバシャーとかけて、ずぼら洗車完了です(-_-)
床下点検口を掃き出し窓近くに設置
我が家の床下点検口は、脱衣所に1つ、和室に1つあります。
脱衣所は、通常の水回りの点検用で設置。
和室は、万一床下に水が溜まった場合で設置。
和室には掃き出し窓があり、すぐ隣が庭です。
溜まった水や泥を外に搔きだせるように、工務店さんが配慮してくれました。
まとめ
災害は起こってほしくありませんが、「備えあれば憂いなし」。
備えて損することはありません。
安心して暮らせるのが一番ですね(*‘ω‘ *)