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ワンちゃんを飼い始めると「ムダ吠え」に悩むことはよくあります。
ワンちゃんは人間のように話すことはできません。
その分、吠えることによって、自分の気持ちを伝えようとします。
「ムダ吠え」は、なぜ吠えているのかその原因を考えることが重要です。
甘えから吠える
飼い主さんが離れて甘えて鳴いてしまう場合の対処方法です。
ひどくなると「分離不安症」になり、食欲不振・下痢・嘔吐などの体調不良を起こしたりします。
そうすると、お留守番はもちろん、将来ペットホテルに預ける際も体調不良を起こしやすくなるので、小さなうちからしつけをしましょう。
方法1 飼い主さんの匂いのする服を置く
ワンちゃんは匂いで安心します。
飼い主さんの匂いのする服などをそばに置いて、安心させましょう。
方法2 テレビ・ラジオを付けておく
留守にする時、テレビやラジオを付けておいて、人の声が聞こえるようにしましょう。
方法3 必ず戻ることを教える
「離れても必ず戻ってくる」ということを覚えさせて、安心させましょう。
初めは数秒からスタートし、少しずつ時間を長くしましょう。
1.飼い主さんがワンちゃんのそばを離れる
※初めは、ワンちゃんと対面し1歩下がるだけでOK。
2.ワンちゃんのところへ戻る
3.褒める
※1~3を何度も繰り返しましょう。
要求で吠える
ごはんが欲しい、遊んで欲しいなど、何かを要求して吠える場合の対処方法です。
とにかく「無視」することです。
「吠えているからごはんをあげる」、「吠えているから遊んであげる」などは絶対にしてはいけません。
ワンちゃんは「吠えれば叶えてくれる」と思い、どんどん吠えるようになってしまいます。
我慢して「無視」し続けてください。
この時、飼い主さんが背中を見せることで、「落ち着いて」というサインになります。
音に反応して吠える
電話・インターホン・掃除機の音などに反応して吠える場合の対処方法です。
方法1 音に慣らす
電話やインターホンの音を録音し、それをワンちゃんが遊んでいる時などに、小さな音で再生しましょう。
そうすることで、電話やインターホンが「特別な音」ではなく、「日常の一部」になり、気にならなくなります。
方法2 おやつやおもちゃで注意を引き付ける
家族の協力があるとやりやすいです。
大事なのは、音が鳴る前にワンちゃんの注意を引き付けること。
ワンちゃんが吠え出してから注意を引こうと思っても、飼い主さんの声は全く聞こえなくなってしまいます。
【インターホンの場合】
1.家族の1人がインターホンを押す準備をする
2.もう1人がおやつやおもちゃでワンちゃんの注意を引く
3.インターホンを押す
4.少しでも静かにできたらおやつをあげる
※1~4を何度も繰り返しましょう。
人や犬に警戒して吠える
ワンちゃんは生後6か月頃から縄張り意識が強くなります。
それまでの間に社会勉強を積極的にさせ、人や他のワンちゃんは悪い存在ではないということを認識させましょう。
方法1 社会勉強をさせる
いろんな人やワンちゃんとできるだけ触れ合いましょう。
※ワクチンが済むまでは、地面に下したり、ワンちゃん同士の接触は避け、抱っこした状態でお外を歩きましょう。
方法2 来客からおやつを渡してもらう
来客などに吠えてしまう場合、来客に協力してもらいましょう。
来客からワンちゃんにおやつをあげてもらい、「来客=いいことが起きる」と思わせましょう。
この時、吠えている時におやつをあげると、「吠えたらおやつがもらえる」と思ってしまうので、吠えていないときにあげるようにしましょう。
おやつを手の平に乗せてすぐに食べさせてはいけません。
ワンちゃんは「手」しか見えてないので、誰からもらったか理解できません。
おやつをあげる人の目の辺りにおやつを持って来て、ワンちゃんと目が合ってからあげましょう。
そうすると、「この人からもらった」ということが認識しやすくなります。
ムダ吠えが少ない犬種
ムダ吠えはしつけにかなり影響されるので、「この犬種は絶対吠えません」というのは無理です。
しかし、短吻犬種(鼻が短いワンちゃん)は、吠えても遠くまで声が通りにくいメリットがあります。
また、キャバリアは陽気で穏やかな性格が多いので比較的吠えにくい犬種です。
ムダ吠えが少ない犬種
・フレンチ・ブルドッグ
・ブルドッグ
・パグ
・シーズー
・キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
バセンジーという犬種は、別名「吠えない犬」と言われているくらい吠えません。
希少犬種のため、なかなか出会えないのが残念です。
まとめ
ムダ吠えは、生後6か月くらいまでが勝負です。
縄張り意識が出始める前に、しっかりしつけをするようにしましょう(*‘ω‘ *)